前日の酒が残るまま一日ダラダラと過ごし、
「ユニクロ潜入一年」 横田増生 文春文庫
を読み終える。
世界でも有数の大富豪の社長の下で働く人々の環境はブルースそのものだ。
前日の酒が残るまま一日ダラダラと過ごし、
「ユニクロ潜入一年」 横田増生 文春文庫
を読み終える。
世界でも有数の大富豪の社長の下で働く人々の環境はブルースそのものだ。
ジョルジュシムノンのメグレシリーズの「メグレと殺人者たち」長島良三訳を読み終える。ミステリとしての謎解きもだが、酒好きで食い道楽のメグレが食べている姿は楽しくパリの街や人々の生活も味わい深い。
読み終えた頃に妻が帰ってきたので二人で散歩に出かける。
少し前に駅前に出来たカフェの珈琲とスイーツが美味そうだったので入ってみる。陽射しが暖かい日だったのでテラス席で珈琲とタルトを食べてくつろぐ。古い民家を改装したという。
カフェでくつろいでから家に帰ろうかと思っだが陽気が心地よかったので少し足を伸ばして新開地に行く。
湊川公園は春休みとあり子供達で賑わいのどかだ。妻が勧める市場の人気名物たまねぎ天ぷらやお好み焼きにメンチカツと買い、広々とした公園の空の下で湊川市場の味を楽しむ。
陽が暮れる前には家に帰り、スパロマニアで録音する曲の歌作りに励む。
昼過ぎまでよく寝てから夕方から隠れ家の様子を見に行きピアノの練習をする。
家に帰り澁澤龍彦訳の「悪徳の栄え」を読了。
数々の悪行描写より権力者に取り入れば安泰というところに不遇のうちに人生の大半を過ごしたサドの「うまくやりたい」という心の声が聞こえる気がする。
妻が団扇展の搬入に朝から名古屋に向かったので一人で家でダラダラと過ごし、読みかけていた中野敏男の「マックスヴェーバー入門」を読み終える。入門だが手強い。
夕方に買いものに行き、妻が帰ってきてから晩酌をしてくつろぐ。
寒空なので外には出ず家で連絡業務と読書で過ごす。
石田勇治「ヒトラーとナチ・ドイツ」を読み終える。入門に名高いが一気に読ませる名著。ドイツの現代史は興味深い。
夜は妻が海鮮鍋のセットを見つけてきたので二人でつつく。寒い日は鍋に限る。
寒空なので外には出ず本と音楽と妻の作ったホワイトシチューで一日過ごす。
憲法学の泰斗である長谷部恭男の「憲法とは何か」を読み終える。加藤陽子「それでも日本人は戦争を選んだ」にもつながる名著。長谷部氏の著作をさらに読んでみたくなる。
昼過ぎに妻と家のまわりを軽く走りその後に墓参りに行く。帰りに芦屋のリズムボックスでエリントンの最大規模のアルバム「シンフォニックエリントン」を300円で購入。
夜、松岡亮二「教育格差」を読み終える。様々なデータから冷静に厳しい現実へ正面を切る一冊。
「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」
鴻上尚史 講談社現代新書
無能な上官たちの傲慢さに胸ヤケが止まらず。
「ヨブ記」
関根正雄訳 岩波文庫
カラマーゾフの先祖か。答えはありやなしや。
「キムチとお新香 日韓比較文化考」
金両基 中公文庫
本編も日韓比較文化論の名著であり多くの示唆に満ちているが、四方田犬彦氏の解説が素晴らしいので以下に一文を引用させていただく。
「文化的隣接の自覚はよい方向に発展すれば相手の文化への理解のみならず、自国文化の相対視に通じるであろうし、不幸な方向に向かえば、相手への拒絶と自らの一方的な顕彰に帰着することだろう。」
忘るまじ。